声の為の呼吸法〜息をコントロールする〜その1

声の為の呼吸法〜息をコントロールする〜その1

ボイストレーナーを始めて15年。今まで「呼吸法」を教えることはありましたが、
折々に触れるだけでレッスンのメイン(中心)ではありませんでした。
理由はきちんとやるとレッスンの大半をそれに費やしてしまうほど時間がかかるから。
さらに身体の準備が出来ていないと入れるべきではないと考えたからです。
でもここ半年。レッスンのメインが「呼吸法」になりつつあります。
きっかけはピアノが壊れた際に新しいピアノを生徒さんの姿が見える方向に向けた事でした。
生徒さんの発声する姿を見たとき、身体の不自然さをどうにかしたいと思ったのです。
それまでも身体の事は気にしていましたが、声と身体が連動していないのを見たとき
思いつきで息のコントロール、つまり呼吸法を入れてみました。
まずは一人。状態をみてまた一人と、呼吸法を入れる一が徐々に増えて行きました。
生徒さんはレベルも年齢もさまざまですから導入の仕方も違って来ます。
でもそれぞれに思った以上の成果が出て、日々声や身体が変わっていきました。
今までのレッスンな間違いではない。でもその先が呼吸法にあるのかもしれない。
そう思うようになり、今ではその思いが今は確信に変わりつつあります。
15年ボイストレーナーをやってきて今更と言う感じもあるのですが、15年という時間が
あったからこそここに辿り着けたような気がします。
今までのレッスンのベースは変わりません。呼吸法はある程度レッスンを積み重ねた上に
入れるべきものであり、やはり初心者にはメインにすべきではないと思っています。
でもきちんとした呼吸法を身につけ、使えるようになる事は自由に歌える事に繋がります。
きちんとした呼吸法とそのコントロール法は身体を解放する、声を解放するものであり
時間をかけてでも身に付ける価値のある物だと思います。
初心者には初心者のための呼吸法の導入を、声が出るようになった中級者以上の人には
その使い方を、表現者を目指す上級者には更に上のコントロール法を。
さらに呼吸法は歌だけでなく息を使う楽器や健康のため、お年寄り方の声のトレーニング、
お芝居や朗読等々、レベルや目的に合わせてさまざまな使い方が出来ます。
そのあたりは徐々に述べて行きます。興味のある人はぜひ体験レッスンに来て下さい。
言葉より体験。声も身体も変えられます。 2011/12/08